7月6日更新
M-1副社長が『アフリクション』と契約が切れるヒョードルの今後について言及! FMCでヒョードルの実弟イワンのデビューが決定!!
先月、ひさしぶりにプロ格闘技イベントが開催された韓国格闘技界だが、7月4日には、ソウル市で『M-1チャレンジ』が開催された。今週は、その『M-1チャレンジ』の様子や大会を視察にきたM-1グローバルの副社長が、8.1『アフリクション』で契約の切れるヒョードルの今後について注目発言したこと、FMCの旗揚げ第2戦に関する情報などをお届けします。
写真提供/ビョン・ソンジェ
■M-1副社長がヒョードル、ジョシュとの再契約を示唆
韓国のスポーツ総合ニュースサイト『XSPORTS』が報じたところによると、7月4日に韓国で開催された『M-1チャレンジ』に合わせてM-1グローバルUSAの副社長のジェリー・ミレンが来韓。前日の記者会見終了後、ミレンは記者の質問に答えてヒョードルの契約問題についてコメント。韓国には2度目の訪問となるミレン副社長は、まず8.1『アフリクション』でジョシュ・バーネット戦を控えているヒョードルの近況について「いまヒョードルは自分の故郷で2人のコーチ(ウラジミールとアレクサンダー)と猛練習中です。アレクサンダーはスタンドの打撃トレーナーで、ウラジミールはグラウンドのトレーナーです。この2名のコーチは世界的に有名な格闘技のトレーナーです。ヒョードルと一緒に練習して7年目になります」とコメント。3試合契約を結んだ『アフリクション』での最後の試合を迎えるヒョードルの今後については「まだ詳しい事項についてはお話しできません。ただ、ヒョードルは、いつどこででも闘います。アメリカではストライクフォースやUFCなどがメジャーな大会だと思います。いまはまだヒョードルがどこと契約するかはわかりませんが、現時点では『アフリクション』と再契約する可能性は非常に高いと思います。『アフリクション』は我々のよきパートナーであり、家族であり兄弟団体です。彼らと契約を延長することはいつでも可能です」と語り、ヒョードルが『アフリクション』と再契約する可能性が高いことを示唆した。
8.1『アフリクション』で行なわれるジョシュ vs ヒョードルの勝敗予想については「ジョシュ・バーネットは個人的に非常に親しい友人です。またヒョードルも同じです。実際に彼ら同士もいい関係にあります。両者の闘いは世界の格闘技ファンに最も興味深い試合になると思います。ジョシュには申し訳ありませんが、ヒョードルが勝つと思います。打撃、ディフェンス、グラウンドのテクニック……、説明する必要もないでしょう。文字どおりヒョードルは60億分1の男なのです」とヒョードルの勝利を予想した。また、7月4日の『M-1チャレンジ』で最も注目する韓国選手として、ミレンは6.4『ネオファイト12』で豪快な勝利を収めたチームタックルのヤン・ヘジュンの名を挙げ、「彼はまだ22歳で若いですが、格闘センスは相当なものです。彼の試合は期待して観るつもりです」と語った。
■7.4『M-1チャレンジ』韓国大会で期待の新人が激勝!!

その『M-1チャレンジ』は7月4日、韓国ソウル市清忠体育館にて開催された。韓国チームは強豪揃いのブラジルと対戦し、残念ながら3-2で敗れてしまったが、M-1グローバルのジェリー・ミレン副社長が注目していたヤン・ヘジュンはブラジルのヨアキム・フェレイラに激勝した。韓国の格闘技ニュースサイトの『武zine』は、このヤン・ヘジュンの勝利を取り上げ、「韓国チームは3-2で敗れたがヤン・ヘジュンの豪快なKO勝利でその無念さを吹き飛ばした」と絶賛。ヤン・ヘジュンの対戦相手であるヨアキム・フェレイラはUFCでファブリシオ・ヴェウドゥムを撃破したジュニオール・ドス・サントスに勝利している実力者。ヤン・ヘジュンは試合が始まると、すぐにパンチでラッシュを仕掛けてきたフェレイラに対して真っ向から打ち合いに応じ、激しい乱打戦を展開。フェレイラのきわどいパンチをもらいながらもヤン・ヘジュンは打ち勝ち、スタンディングで相手を失神させ、秒殺KO勝ちを手にした。ヤン・ヘジュンの師チェ・ムベはあまり自分のジムの選手を褒めないタイプだが、ヤン・ヘジュンなに対してデビュー当時から「アイツはすでに韓国で5本の指に入る実力を持っている。韓国のヘビー級ファイターは用心しないといけないだろう」と太鼓判を押していた。ヤン・ヘジュンは今回の豪快な勝利によって、その言葉を証明したことになる。
そのほか韓国チームはスピリットMCウェルター級の前王者ナム・ウィチョルがパンクラスに参戦したことがあるハクラン・ディアスを相手に延長戦まで持ち込み、しぶとく判定勝ちで白星をゲット。日本のMARSで活躍していたキム・ドヒョンはパンクラスに参戦歴のあるエドアルド・パンプローナのバッティングで鼻から出血し、ドクターストップ負け。チームタックルのキム・ジェヨンはPRIDEにも参戦していたダニエル・アカーシオにテイクダウンされる苦しい展開の末、判定負けしている。また、この大会ではフィンランド vs ブルガリア、USAチームサウス vs ロシア・インペリアルの対抗戦も行なわれたが、こちらはフィンランドが4勝1敗、USAチームサウスが5-0と圧勝している。

■FMC、9月に第2回大会開催を発表!
格闘技専門サイト『武zine』が報じたところによると、8月15日に旗揚げ戦を予定している韓国の新生MMAイベントFMC(Fighting Mixed Combative)が9月26日に旗揚げ第2戦を行なうことが明らかになった(場所は未定)。FMCのキム・ジョンミン代表が明かしたところによると、一部海外で報じられたように、エメリヤーエンコ・アレキサンダー vs ブラゴイ・イワノフの対戦が行なわれる可能性が高いという。サンボの大会でヒョードルを破ったイワノフとヒョードルの実弟の対決は、格闘技ファンにとっても興味深いものになりそうだ。FMCの主催者は、もともと大韓サンボ連盟に所属していた関係者が立ち上げた団体だけあってロシアとのパイプが太く、ロシア系の選手が多数出場するようだ。その他にはエメリヤーエンコ3兄弟の末っ子、エメリヤーエンコ・イワン、さらにはロシアからスピリットMCに参戦歴のあるミハイル・マルティン、“ロシア版ジーナ・カラーノ”の異名を持つジュリア・ブレジコワの参戦が決定。現時点で韓国人選手4名の出場も確定したという。FMCは8月15日の旗揚げ戦や9月の大会について、7月13日に正式な記者会見で何らかの発表を行なう予定となっている。
■ボンヤスキー出演の韓国ドラマの製作はFEG KOREAだった!
以前、このコーナーで韓国のテレビドラマ『ドリーム』にK-1WGPを3度制したレミー・ボンヤスキーが出演することを報じたが、ボンヤスキーが7月5日に韓国を訪問して撮影に挑むことが明らかになった。この『ドリーム』は、韓国のSBS月・火のドラマ枠で7月27日に放送開始される予定だが、注目すべきはこのドラマの製作がFEG KOREA&CJエンターテインメントであるという点だ。もともとFEG KOREAは秋山成勲の韓国メディアへの露出などのマネージメントを行なっていたように、韓国の芸能界とも太いパイプを持っていたが、今度はドラマの製作を手掛けることになったようだ。ボンヤスキーやイム・チビン、ボブ・サップ(交渉中)らのキャスティングが実現したのはこうした背景によるもののようだ。
このドラマ『ドリーム』は韓国トップクラスの俳優陣が大挙キャスティングされており、『茶母(タモ)』、『朱蒙(ジュモン)』などを手掛けた韓国を代表するシナリオライターが脚本を担当していることから、すでに韓国では「09年下半期最高の話題作」と評判になっているという。ボンヤスキーの撮影は7月6日、京畿道楊坪(ヤンピョン)の映画村にて行なわれるほか、FEG KOREAが経営するKHANジムにて「格闘技クリニック」というファンイベントも行なわれる。『ドリーム』は総合格闘技の世界を舞台にしたドラマで、スポーツエージェントとファイターとの感動的なサクセスストーリーを主軸にしつつ、格闘技界の裏の部分であるプロモーターやスポンサー、テレビ局との利害関係や揉めごとなどもふんだんに描かれる予定になっている。FEG KOREAが製作する初のドラマ『ドリーム』。はたしてどんな内容になるのか?
以上、今週の韓国格闘技情報でした。来週もお楽しみに!