3月8日更新
ジョン・チャンソンがWECと長期契約締結!? デニス・カーンの『アストラ』出場に黄信号?
先週の韓国格闘技界では、日本の格闘技イベントSRCにアームバー・キム、カン・ギョンホが出場したことが話題となったが、このコーナーでは日本で報道されていない韓国格闘技関連の情報をお伝えします。今週は、昨年までSRCに参戦していたジョン・チャンソンのWEC進出の噂、そして4月の『アストラ』に参戦予定のデニス・カーンの近況などをお届けします。
■ジョン・チャンソンがWECと6試合契約?

先週、アメリカの複数のメディアが報じたところによると、昨年までSRCのフェザー級で活躍していた“コリアン・ゾンビ”ジョン・チャンソンがWECに進出することが決定的になったという。この報道を受け、韓国の格闘技メディア『MFIGHT』は、韓国内の某格闘技関係者に取材し、「すでにジョン・チャンソンはWECとの契約書にサインしており、現在は最終的な契約発表を待っている状態」であることを認めているという。同記事によると、ジョン・チャンソンは早ければWEC史上初のPPV大会となる4.24『WEC 48』米国・カリフォルニア大会でデビューする見込みで、対戦相手はカブ・スワンソンが有力だという。一説によると、ジョン・チャンソンはWECと6試合の長期契約を結んだと言われており、正式に発表されれば、ジョン・チャンソンは韓国人として初めてWEC進出する選手となる。ジョン・チャンソンは、3月4日に自身のホームページ上で「PRIDEに出たいと願っていた未熟なヤツが、一段ずつ夢と目標を成し遂げ、ついにここまできた。これまでとは違い、最高のチャンスを得たと同時に、最高の夢もできた」という、WEC進出の感想と思われる文が書き込まれている。
ジョン・チャンソンは今年2月13日には、『IT’S SHOWTIME』プラハ大会でタイのパジョンスックとキックルールで対戦。ヨーロッパではブアカーオ・ポー.プラムックやアンディ・サワーらと肩を並べる選手と評価されている強豪パジョンスックを相手に、ジョン・チャンソンは1Rにバックブローで相手から失神KO勝利を挙げている。残念ながら試合後に、このバックブローが禁止技であったとして、結果は反則負けに覆されていたが、ジョン・チャンソンの打撃の技術の評価が高まっていた。“ゾンビ”と呼ばれるタフさとアグレッシブさを併せ持つジョン・チャンソンが、WECでどのような活躍を見せてくれるのか?
■デニス・カーンが負傷で『アストラ』出場に黄信号?

4.25『アストラ〜吉田秀彦引退興行〜』日本武道館大会への出場が予定されているデニス・カーンに体調異変? 海外の格闘技メディアが報じたところによると、『アストラ』に先立ち、3.20『W-1 BAD BLOOD』カナダ・モントリオール大会でヴァーノン・タイガー・ホワイトと対戦する予定だったデニス・カーンが、練習中のケガにより同大会への欠場が決定したという。ケガの状態などの詳細は発表されていないが、もともとデニス・カーンは持病の椎間板ヘルニアに悩まされていたことが報じられている。1勝2敗の結果でUFCをリリースされ、カナダ・日本で再起を図ろうとしていたデニス・カーン。はたして4月の『アストラ』には出場するのか?
■韓国で『M-1セレクション』が開催! 6月にも大会を予定!
今年に入り、韓国ではまだMMAイベントが開催されていなかったが、3月5日(金)、韓国・ソウル市において『M-1 セレクション』アジア予選大会が開催された。この大会の運営にあたったのは、M-1グローバルと業務提携を結び、韓国内でのエメリヤーエンコ・ヒョードルのマネージメントを手掛けているブイキューブ・ホールディングス(代表チャン・インテク)。同大会では全11試合が行われ、まだ名前が知られていないフレッシュなコリアンファイターたちが激戦を展開した。また、同大会はアメリカの大手MMAニュースサイトwww.sherdog.comでストリーミング放送が実施され、大会の模様は全世界にライブ中継された。『M-1セレクション』は6月4日にも韓国大会を予定しており、この中で活躍した選手の中から『M-1 チャレンジ』の韓国代表選手を決定するという。現状では、韓国で唯一定期的にMMAイベントを開催するのはM-1だけであり、今後も明日のスター選手を夢見る新人選手が多く登場する登竜門的大会になりそうだ。
■『ネオファイト』がアジア24ヵ国でテレビ放送決定!
韓国内の複数のメディアが報じたところによると、スピリットMCと並ぶ韓国格闘技界の老舗イベント『ネオファイト』が、アジア24ヵ国、3億人が視聴するESPN STAR TVで放送されることになった。ESPN STARはウォルトディズニーとSTAR TVが50:50で出資した会社で、全世界24ヵ国で、19チャンネルを放映するアジア最高のスポーツチャンネルだ。韓国の『ネオファイト』の関係者は「ESPN STAR TVはMMAビジネスの将来性を高く評価し、2010年からMMAビジネスを取り上げていくことを決めた。そのうえでESPN STAR TVはアジアに存在する代表的なMMAイベントと交渉を開始し、経営的な正統性や安全性など、さまざまな要素を検討した結果、韓国のMMAイベント『ネオファイト』と独占契約を結ぶこととなった」とコメントしている。当面は昨年6月に開催された『NEOFIGHT 12』ソウル大会を放送し、過去に開催されたイベントなども放送される予定だとのこと。これまでに韓国の『ネオファイト』は、日本のパンクラスとパートナーシップを結んでおり、これまでには渡辺大介、花澤大介13、奥田正勝といった日本人ファイターが出場している。
以上、今週の韓国格闘技情報でした! 来週もお楽しみに。