11月8日更新
新たなビッグイベント開催? 来年の新日本は格闘技に負けない冒険に踏み出す!

変革し続ける新日本プロレスのいまをライセンス事業部の阿部タケシ氏と武田有弘氏が解説! 本誌編集部の疑問に答えていく当コーナー、今週のテーマは引き続き「1.4東京ドーム大会」そして「ウワサのビッグイベント」だ!
聞き手/真下義之
――前回の東京ドームの話も大反響だったんですが、引き続きお願いします! ドームといえば、話題になっているのは、「ノアさんが出るのか、出ないのか?」ってことだと思うんですが。……ホントのところ、どうなんですか?
阿部 え〜と。それは『週刊プロレス』上のやりとりがすべてですよ。
――あ、そうなんですか。ノアさん的にはオールスター戦とは言ってほしくないみたいな……。あれ、お二人とも口が重そうですけど?
阿部 このへんの交渉は、菅林社長に任せているんで。僕らもよくわからない部分なんです。
――すべてはノアさんと菅林さんのラインで起きていることなんですか。
阿部 そうですね。ただ、我々もドーム20周年なんで、「ドームの節目、節目に上がっていただいた選手の方々には来てもらいたい」って気持ちはあります。
――でも、ドームの基本的な構想は固まってる、と考えてもいいですか?
阿部 もちろん、「ドームを押さえたから、さぁ何をやろう?」じゃなく「こういうことをやりたい」っていうプランは考えてあります。
武田 ただ、方向性がいったん決まっても、妥協の産物みたいなカードだったら、もう一度崩すんです。試行錯誤してドンドンいいものを出していかないと、ドームというハコは厳しい。
――はぁ〜。そういうもんですか。
武田 ドームだけはホントに破格です。ドームだけは、普通の脳みそじゃあできない(キッパリ)。
阿部 ある種、猪木さんと同じような感覚が求められますよね。
武田 ちょっと頭がブッ飛んでるくらいの奇抜な発想じゃないと、難しい。だから、ベースはある程度は見えてますけど、いまの流れの中で、いつどこで崩されるかはわからない。菅林社長から「こんなんじゃダメじゃ!」と言われるかもしれないし。
――ええっ! あの温厚そうな菅林さんが、そんなことを?
阿部 菅林社長は僕らよりはるかにドーム経験がありますから、平気でキツイこと言いますよ。「ホントにそんなんでいいの?」とか。
――そのカードに関しては、まだ具体的には言えないでしょうね。
武田 手応えもありますけど、常に試行錯誤の連続ですから。一度「こんな感じで行こう!」と思っても、一晩経って、昨日あんなにおもしろそうに見えたカードを「つまらない」と思ったら、考えなおし。マンガ家や小説家が書いては破り描いては破りするのと同じで。
阿部 ただ、根本からちゃぶ台返しみたいなことはさすがにないですよ。「もうブッキングしちゃってますよ!」みたいな(笑)。
武田 あとは、どこで発表の決断をするかも大事ですよね。
――タイムリミットも迫ってますから、そろそろ問われますよね。カード発表は、どのくらいになりそうですか?
武田 11月中にはいくつか出したいです。ただ、何かしら偶発なゴッドアングルが生まれる可能性もありますけど。
――あと、最近の菅林さんの発言で気になったのが、「新日本プロレスの興行の2大ブランドはG1と1.4東京ドーム、ここに第3のブランドを投入します」ということなんです。「コンセプトで近いのはWWEの『レッスルマニア』で、一年ごとに大阪、福岡、名古屋などべつの会場で行なう」と「会場の候補としては日産スタジアム」という壮大な構想なんですけど。
武田 いや〜。それはちょっとなぁ……、テープ止めてもらっていいですか?
(テープストップ)。
――な、なるほど……。シッシー(宍倉清則、『週刊プロレス』顧問)ふうにいうと「これは、まだ言えないのだが」って感じですね。
武田 ええ。ただ、そのへんもひっくるめて新日本がホントの意味で勝負に打って出るのは、「来年だな」と思ってるんです。いまは僕らがエラそうに「格闘技に負けません!」と言ったところで、スケールとか認知度とか放送時間の規模で勝つのは難しいかもしれない。ただ、「来年はそういう方向にも本気で打って出なければいけない」って思ってるんですよ。
――まぁ、日産スタジアムは大きすぎるとしても、目先の変わったビッグマッチをやり始めたら格闘技団体にとっても脅威ですよね。いまは、どの団体も同じ会場でやるのが多くて、越境してこないから安心してると思うんですよ。たとえば、新日本さんがさいたまスーパーアリーナでやるとなったら、少し変わってきますよね。
武田 うん。来年はそういうことやらないとダメですよ! これが去年くらいまでは、単に「お客様に満足して帰ってもらいたい」と思うくらいだった。それでだんだん顧客満足度は上がってきたけど、集客まで上がってこなかった。そこで今年は、顧客満足に加えて集客にもこだわってきた。
阿部 リピーターを伸ばして、結果もついてきてましたから。
武田 こうなってくると、もう来年は冒険をするしかないんですよ。成功しようが失敗しようがやるしかないんですよっ!!
――いや〜、じつに頼もしい話になって参りました。
阿部 予定は未定ですから言いますけど、実際に新しい会場はけっこう探してますよ。そういう新規開拓は新日本としてやるしかないし、最初に手をつけちゃえば、「新日本でやった会場ですね」って言われますから。
――それこそ東京ドームも一番乗りでしたし。
武田 ただ、PRIDEも初期は真夏に西武ドームとかやってたじゃないですか。来年はそういう現場力を鍛えるような会場のイベントもやりたいですね。だから、日産スタジアムは新入社員にやらせようかな(笑)。
――ダハハハハ! 間違って、駐車場でやらないように気をつけてほしいですけど。……あっ、社長!!(とここでいきなり菅林社長が登場)。
菅林 あ、ゴメン、ゴメン。取材中だった?
――せっかくですから、締めの一言をお願いします。
菅林 まぁ、とにかく1.4東京ドーム、そして来年の新日本プロレスには期待してくださいよ。いろいろとプランは考えてますからね。フッフッフッフ(と自信満々に)。
――う〜ん。頼もしいなぁ。今週もありがとうございました!
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新たなビッグイベント開催? 来年の新日本は格闘技に負けない冒険に踏み出す!

変革し続ける新日本プロレスのいまをライセンス事業部の阿部タケシ氏と武田有弘氏が解説! 本誌編集部の疑問に答えていく当コーナー、今週のテーマは引き続き「1.4東京ドーム大会」そして「ウワサのビッグイベント」だ!
聞き手/真下義之
菅林社長から「こんなんじゃダメじゃ!」と言われるかもしれない
――前回の東京ドームの話も大反響だったんですが、引き続きお願いします! ドームといえば、話題になっているのは、「ノアさんが出るのか、出ないのか?」ってことだと思うんですが。……ホントのところ、どうなんですか?
阿部 え〜と。それは『週刊プロレス』上のやりとりがすべてですよ。
――あ、そうなんですか。ノアさん的にはオールスター戦とは言ってほしくないみたいな……。あれ、お二人とも口が重そうですけど?
阿部 このへんの交渉は、菅林社長に任せているんで。僕らもよくわからない部分なんです。
――すべてはノアさんと菅林さんのラインで起きていることなんですか。
阿部 そうですね。ただ、我々もドーム20周年なんで、「ドームの節目、節目に上がっていただいた選手の方々には来てもらいたい」って気持ちはあります。
――でも、ドームの基本的な構想は固まってる、と考えてもいいですか?
阿部 もちろん、「ドームを押さえたから、さぁ何をやろう?」じゃなく「こういうことをやりたい」っていうプランは考えてあります。
武田 ただ、方向性がいったん決まっても、妥協の産物みたいなカードだったら、もう一度崩すんです。試行錯誤してドンドンいいものを出していかないと、ドームというハコは厳しい。
――はぁ〜。そういうもんですか。
武田 ドームだけはホントに破格です。ドームだけは、普通の脳みそじゃあできない(キッパリ)。
阿部 ある種、猪木さんと同じような感覚が求められますよね。
武田 ちょっと頭がブッ飛んでるくらいの奇抜な発想じゃないと、難しい。だから、ベースはある程度は見えてますけど、いまの流れの中で、いつどこで崩されるかはわからない。菅林社長から「こんなんじゃダメじゃ!」と言われるかもしれないし。
――ええっ! あの温厚そうな菅林さんが、そんなことを?
阿部 菅林社長は僕らよりはるかにドーム経験がありますから、平気でキツイこと言いますよ。「ホントにそんなんでいいの?」とか。
――そのカードに関しては、まだ具体的には言えないでしょうね。
武田 手応えもありますけど、常に試行錯誤の連続ですから。一度「こんな感じで行こう!」と思っても、一晩経って、昨日あんなにおもしろそうに見えたカードを「つまらない」と思ったら、考えなおし。マンガ家や小説家が書いては破り描いては破りするのと同じで。
阿部 ただ、根本からちゃぶ台返しみたいなことはさすがにないですよ。「もうブッキングしちゃってますよ!」みたいな(笑)。
武田 あとは、どこで発表の決断をするかも大事ですよね。
――タイムリミットも迫ってますから、そろそろ問われますよね。カード発表は、どのくらいになりそうですか?
武田 11月中にはいくつか出したいです。ただ、何かしら偶発なゴッドアングルが生まれる可能性もありますけど。
もう新日本プロレスは、来年は冒険をするしかないんですよ。
――あと、最近の菅林さんの発言で気になったのが、「新日本プロレスの興行の2大ブランドはG1と1.4東京ドーム、ここに第3のブランドを投入します」ということなんです。「コンセプトで近いのはWWEの『レッスルマニア』で、一年ごとに大阪、福岡、名古屋などべつの会場で行なう」と「会場の候補としては日産スタジアム」という壮大な構想なんですけど。
武田 いや〜。それはちょっとなぁ……、テープ止めてもらっていいですか?
(テープストップ)。
――な、なるほど……。シッシー(宍倉清則、『週刊プロレス』顧問)ふうにいうと「これは、まだ言えないのだが」って感じですね。
武田 ええ。ただ、そのへんもひっくるめて新日本がホントの意味で勝負に打って出るのは、「来年だな」と思ってるんです。いまは僕らがエラそうに「格闘技に負けません!」と言ったところで、スケールとか認知度とか放送時間の規模で勝つのは難しいかもしれない。ただ、「来年はそういう方向にも本気で打って出なければいけない」って思ってるんですよ。
――まぁ、日産スタジアムは大きすぎるとしても、目先の変わったビッグマッチをやり始めたら格闘技団体にとっても脅威ですよね。いまは、どの団体も同じ会場でやるのが多くて、越境してこないから安心してると思うんですよ。たとえば、新日本さんがさいたまスーパーアリーナでやるとなったら、少し変わってきますよね。
武田 うん。来年はそういうことやらないとダメですよ! これが去年くらいまでは、単に「お客様に満足して帰ってもらいたい」と思うくらいだった。それでだんだん顧客満足度は上がってきたけど、集客まで上がってこなかった。そこで今年は、顧客満足に加えて集客にもこだわってきた。
阿部 リピーターを伸ばして、結果もついてきてましたから。
武田 こうなってくると、もう来年は冒険をするしかないんですよ。成功しようが失敗しようがやるしかないんですよっ!!
――いや〜、じつに頼もしい話になって参りました。
阿部 予定は未定ですから言いますけど、実際に新しい会場はけっこう探してますよ。そういう新規開拓は新日本としてやるしかないし、最初に手をつけちゃえば、「新日本でやった会場ですね」って言われますから。
――それこそ東京ドームも一番乗りでしたし。
武田 ただ、PRIDEも初期は真夏に西武ドームとかやってたじゃないですか。来年はそういう現場力を鍛えるような会場のイベントもやりたいですね。だから、日産スタジアムは新入社員にやらせようかな(笑)。
――ダハハハハ! 間違って、駐車場でやらないように気をつけてほしいですけど。……あっ、社長!!(とここでいきなり菅林社長が登場)。
菅林 あ、ゴメン、ゴメン。取材中だった?
――せっかくですから、締めの一言をお願いします。
菅林 まぁ、とにかく1.4東京ドーム、そして来年の新日本プロレスには期待してくださいよ。いろいろとプランは考えてますからね。フッフッフッフ(と自信満々に)。
――う〜ん。頼もしいなぁ。今週もありがとうございました!
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