11月16日更新

変革し続ける新日本プロレスのいまをライセンス事業部の阿部タケシ氏がズバリ解説!
今回は、カート・アングルやチーム3D、ブッカーTなど元WWEスーパースター勢を数多く擁し、テレビショーを中心にした興行形態で、WWEを追う第2団体として最も勢いのあるTNA、ここに遠征中の棚橋弘至の視察から帰ってきたばかりの阿部氏にTNAとの連携、きたるべき1.4東京ドーム大会について、今週も直撃!
聞き手/真下義之
――さて、阿部さん。先日まで、アメリカのTNAに菅林社長と視察に行かれてたようですけど。
阿部 行ってきましたねぇ。今回は、基本的にはTNAに遠征中の棚橋弘至の視察だったんですけど……、現場でいろいろ収穫はありましたよ。
――ほう。というと、1.4東京ドーム大会を見据えて、TNAの大物選手の招致だったり?
阿部 TNAとは東京ドームだけじゃなくて、長期的な話もできましたね。おもしろい話もたくさんできましたし。
――TNAって以前までは、ノアや全日本プロレスとも交流してましたけど、このところ新日本に集中してる感じで。
阿部 じつはTNAには、カート・アングルなんかが出た今年の1・4東京ドームのソフトをPPVやDVDのパッケージとして売ったんですよ。そのセールスがアメリカで近年、稀に見るほど売れ行きがよかったんで、向こうも「新日本とのビジネスはメリットがある」という認識になってきたみたいで。実際、ボクらに対して現場最高責任者のジェフ・ジャレットが直接言ってきましたし、TNA社長のディクシー・カーターも新日本を絶賛してくれてました。
――ビジネスパートナーとして認識が変わってきてますか。
阿部 いい関係は築けてるんじゃないですか。あとは今回の棚橋、それに中邑真輔に関しても、今年の速い段階からTNA側の強力なオファーがあったんです。「ぜひアメリカにきてほしい。いつ頃ならこれるんだ?」って。ただウチのトップグループなんで、遠征の時期は調整していたんですけど。
――じゃあ、今回の棚橋はTNAのリクエストに応えた感じで。
阿部 今回はまずTNAの代名詞とも言われる『Xディビジョン』っていう中軽量部門で試合をしたんですけど、TNAからも試合をするたびに「いい試合だった!」って絶賛のメールが来てましたから、好評価であるのは間違いないですね。
――ところでWWEは最近、PPVなどで苦戦が伝えられてますが、TNAって景気はいいんですか?
阿部 う〜ん。どうなんでしょうね。ただ、昔はテレビに出る・出ないとか関係なく、バックステージにはいろんな選手が招集を受けて、常にレスラーがあふれてたんですよ。でも、今回はキッチリ試合に出る人数だけしかいなくて。あとは近所のレスラーが来てるくらいで。
――そのへんは経費削減、というか。
阿部 そういう部分もあるかもしれない。ただ、会場に関していえば、お客さんがこれ以上入れないくらいパンパンの超満員で、もの凄い熱気でしたけどね。後楽園を一回り大きくしたくらいのハコですけど。
――コアなファンはガッチリ掴んでいる、と。バックステージの反応はどうでした?
阿部 やっぱり、あらかじめ「新日本のスタッフが来る」というウワサは流れていたみたいで、菅林社長とバックステージに行ったら、いろんな選手から「俺をジャパンに呼んでくれ」「俺も呼んでくれ」っていう感じでガンガン話かけられましたね(笑)。
――続々と売り込みがありましたか(笑)。
阿部 じつはいま、TNAでは“メインイベント・マフィア”っていう新日本の“レジェンド”をパクったようなベテランの混成チームがあるんですよ。その構成員であるスティング、ケビン・ナッシュ、スコット・スタイナー、ブッカーT、カート・アングルらは全員が声をかけてきましたね。
――へぇ〜。90年代の常連、スティングなんか久々に見てみたい気もしますけど。
阿部 そのへんは、どの選手も日本マットに精通しているんで、とくに積極的に話しかけてきましたね。
――ビジネスチャンスを逃さないというか。そのあたりも含めて1・4東京ドームの概要はそろそろ発表できそうですか?
阿部 そうですねぇ。まずは11月の中旬から下旬にかけて、だんだん発表していけると思います。
――ニューイヤーイベントとしては、『Dynamite!!』もカードを発表したり、『ハッスル・マニア2008』の正式な開催発表をやりましたが。
阿部 個人的には、桜庭(和志)vs田村(潔司)戦なんかは超気になるカードですし、機会があれば会場に視察に行きたいな、と。『ハッスル』さんは両国国技館というウワサもあったから、有明コロシアムっていうのは意外でしたね。あと、山口(日昇)会長が言っていたオファーをかけている「4人の男女」も気になりますし。ウチの社内の一部では「(参戦が)ないと言いつつ、やっぱり山本モナを出すんじゃないか?」とかメチャクチャ勘ぐってましたけど(笑)。
――そこまで深読みされてましたか(笑)。あと同日興行となる『戦極』さんは、五味(隆典)vs北岡(悟)戦がほぼ決定事項とされてますけど。
阿部 ええ。もちろん聞いてますけど……、やっぱり前にも言いましたけど、ウチとはユーザーが被らなそうですよね。武藤敬司のIWGPの行く末と、五味隆典の行く末を同時に気にする人ってあんまりいなそうじゃないですか? とにかくウチもカードの骨格は完全に固まってきてますし、あとは次のシリーズいかんで、細かく調整していく感じですから。
――ただ、しつこいようですけど、この東京ドームの結果がプロレスの行方を左右すると思うんで、想像を超える展開を期待してますよ。
阿部 ただねぇ。最近『kamipro』さんは過剰にプレッシャーをかけすぎというか、妄想の度合いがはなはだしいんで。ウチは“プロレスの向こう側”に行こうとしてるわけではないですから(笑)。でも、プロレスファンをうならせたりビビらせるような仕掛けはたっぷり準備してます。今回は、“世界”をテーマにワールドワイドな感じで勝負してますからね。フフフフフ!
――なるほど。よくわかりました。え〜と……ちなみにノアの参戦はどうなりそうですか?
阿部 またそれですか? そこは関知していないので、菅林に聞いてください!
ということで、来週もひき続き、1.4東京ドームの最新情報を御届けします!
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あのレジェンドも? アメリカで1.4東京ドームの参戦希望者が続出!?

変革し続ける新日本プロレスのいまをライセンス事業部の阿部タケシ氏がズバリ解説!
今回は、カート・アングルやチーム3D、ブッカーTなど元WWEスーパースター勢を数多く擁し、テレビショーを中心にした興行形態で、WWEを追う第2団体として最も勢いのあるTNA、ここに遠征中の棚橋弘至の視察から帰ってきたばかりの阿部氏にTNAとの連携、きたるべき1.4東京ドーム大会について、今週も直撃!
聞き手/真下義之
いろんな選手から「俺をジャパンに呼んでくれ」って
――さて、阿部さん。先日まで、アメリカのTNAに菅林社長と視察に行かれてたようですけど。
阿部 行ってきましたねぇ。今回は、基本的にはTNAに遠征中の棚橋弘至の視察だったんですけど……、現場でいろいろ収穫はありましたよ。
――ほう。というと、1.4東京ドーム大会を見据えて、TNAの大物選手の招致だったり?
阿部 TNAとは東京ドームだけじゃなくて、長期的な話もできましたね。おもしろい話もたくさんできましたし。
――TNAって以前までは、ノアや全日本プロレスとも交流してましたけど、このところ新日本に集中してる感じで。
阿部 じつはTNAには、カート・アングルなんかが出た今年の1・4東京ドームのソフトをPPVやDVDのパッケージとして売ったんですよ。そのセールスがアメリカで近年、稀に見るほど売れ行きがよかったんで、向こうも「新日本とのビジネスはメリットがある」という認識になってきたみたいで。実際、ボクらに対して現場最高責任者のジェフ・ジャレットが直接言ってきましたし、TNA社長のディクシー・カーターも新日本を絶賛してくれてました。
――ビジネスパートナーとして認識が変わってきてますか。
阿部 いい関係は築けてるんじゃないですか。あとは今回の棚橋、それに中邑真輔に関しても、今年の速い段階からTNA側の強力なオファーがあったんです。「ぜひアメリカにきてほしい。いつ頃ならこれるんだ?」って。ただウチのトップグループなんで、遠征の時期は調整していたんですけど。
――じゃあ、今回の棚橋はTNAのリクエストに応えた感じで。
阿部 今回はまずTNAの代名詞とも言われる『Xディビジョン』っていう中軽量部門で試合をしたんですけど、TNAからも試合をするたびに「いい試合だった!」って絶賛のメールが来てましたから、好評価であるのは間違いないですね。
――ところでWWEは最近、PPVなどで苦戦が伝えられてますが、TNAって景気はいいんですか?
阿部 う〜ん。どうなんでしょうね。ただ、昔はテレビに出る・出ないとか関係なく、バックステージにはいろんな選手が招集を受けて、常にレスラーがあふれてたんですよ。でも、今回はキッチリ試合に出る人数だけしかいなくて。あとは近所のレスラーが来てるくらいで。
――そのへんは経費削減、というか。
阿部 そういう部分もあるかもしれない。ただ、会場に関していえば、お客さんがこれ以上入れないくらいパンパンの超満員で、もの凄い熱気でしたけどね。後楽園を一回り大きくしたくらいのハコですけど。
――コアなファンはガッチリ掴んでいる、と。バックステージの反応はどうでした?
阿部 やっぱり、あらかじめ「新日本のスタッフが来る」というウワサは流れていたみたいで、菅林社長とバックステージに行ったら、いろんな選手から「俺をジャパンに呼んでくれ」「俺も呼んでくれ」っていう感じでガンガン話かけられましたね(笑)。
――続々と売り込みがありましたか(笑)。
阿部 じつはいま、TNAでは“メインイベント・マフィア”っていう新日本の“レジェンド”をパクったようなベテランの混成チームがあるんですよ。その構成員であるスティング、ケビン・ナッシュ、スコット・スタイナー、ブッカーT、カート・アングルらは全員が声をかけてきましたね。
――へぇ〜。90年代の常連、スティングなんか久々に見てみたい気もしますけど。
阿部 そのへんは、どの選手も日本マットに精通しているんで、とくに積極的に話しかけてきましたね。
――ビジネスチャンスを逃さないというか。そのあたりも含めて1・4東京ドームの概要はそろそろ発表できそうですか?
阿部 そうですねぇ。まずは11月の中旬から下旬にかけて、だんだん発表していけると思います。
やっぱり『戦極』さんとウチってユーザーが被らなそうですね。
――ニューイヤーイベントとしては、『Dynamite!!』もカードを発表したり、『ハッスル・マニア2008』の正式な開催発表をやりましたが。
阿部 個人的には、桜庭(和志)vs田村(潔司)戦なんかは超気になるカードですし、機会があれば会場に視察に行きたいな、と。『ハッスル』さんは両国国技館というウワサもあったから、有明コロシアムっていうのは意外でしたね。あと、山口(日昇)会長が言っていたオファーをかけている「4人の男女」も気になりますし。ウチの社内の一部では「(参戦が)ないと言いつつ、やっぱり山本モナを出すんじゃないか?」とかメチャクチャ勘ぐってましたけど(笑)。
――そこまで深読みされてましたか(笑)。あと同日興行となる『戦極』さんは、五味(隆典)vs北岡(悟)戦がほぼ決定事項とされてますけど。
阿部 ええ。もちろん聞いてますけど……、やっぱり前にも言いましたけど、ウチとはユーザーが被らなそうですよね。武藤敬司のIWGPの行く末と、五味隆典の行く末を同時に気にする人ってあんまりいなそうじゃないですか? とにかくウチもカードの骨格は完全に固まってきてますし、あとは次のシリーズいかんで、細かく調整していく感じですから。
――ただ、しつこいようですけど、この東京ドームの結果がプロレスの行方を左右すると思うんで、想像を超える展開を期待してますよ。
阿部 ただねぇ。最近『kamipro』さんは過剰にプレッシャーをかけすぎというか、妄想の度合いがはなはだしいんで。ウチは“プロレスの向こう側”に行こうとしてるわけではないですから(笑)。でも、プロレスファンをうならせたりビビらせるような仕掛けはたっぷり準備してます。今回は、“世界”をテーマにワールドワイドな感じで勝負してますからね。フフフフフ!
――なるほど。よくわかりました。え〜と……ちなみにノアの参戦はどうなりそうですか?
阿部 またそれですか? そこは関知していないので、菅林に聞いてください!
ということで、来週もひき続き、1.4東京ドームの最新情報を御届けします!
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