12月28日更新

1.4東京ドームまで残りあとわずか! 新日本プロレスの現場から阿部タケシ氏がズバリ解説するこのコーナー、今週は売れ行き絶好調の1.4東京ドーム、はたして悲願のジャンボスタンド解放にたどりつけるのか?
聞き手/真下義之
――さて、阿部さん。今年もいよいよ押し迫ってきましたが、1.4東京ドームのチケットの調子はいかがですか?
阿部 毎週クドいほど言ってますけど、引き続き絶好調ですよ!!
――例年、チケットの最後の伸びっていうのはどのくらいの時期なんですか?
阿部 最も一番伸びるのは、ここ数年は当日なんですよね。だから、その寸前までプロモーションを持続しなくてはいけないんで、オフ中の選手個々のネタをマスコミさんに記事にしていただいたり、ここ数年1月3日にやってる、ほぼ全選手による前日会見をしたり。当日までまだまだやることがありますね。
――じゃあ悲願であるジャンボスタンド開放は、ギリギリまでわからないですか?
阿部 そうですねぇ……。僕と武田(有宏、ライセンス事業部)はいつでも行けるように準備はしてるんですけど、こればっかりはチケットの伸び次第なんで、なんともいえないんです。
――武田さんも「ほかのイベントに動員では負けたくない」と言ってましたし、なんとか開放してもらいたいですけどねぇ。
阿部 25日が一般的に給料日だったんで、週末の売れ具合にかなり期待してるんですけどね。ただ、最悪の場合は開放は無理かもしれないかな……。もちろん僕らとしてはなんとか開放したいんですけどね。ぶっちゃけ、スタンド席の売れ行きも伸びてますし、アリーナ席はほぼ完売状態ですから!
――すでにアリーナはほぼ完売ですか!?
阿部 おかげさまで。そうやって、目標を一つ一つクリアしている状態で、いい感じで延びてきてはいますし、明らかにここ数年と勢いが違いますから。
――やっぱり全カード、早めに出すってのが功を奏したんですかね。
阿部 カードを出してからカードごとのプロモーションもできますし。細かい落とし込みができますから。……ちなみに来年上半期の骨格はほぼ固まってきてますよ。
――ええっ! もう来年上半期まで?
阿部 ええ。『ニュージャパン・カップ』、『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』と、常にある程度大ワクは考えておかないと。どの選手が出るとかは、ビッグマッチやシリーズの結果いかんでないと決められませんけど、シリーズ日程やトーナメント参戦人数などは先に決められますから。その場かぎりのノリでやってたら、未来はないですからね。だって聞くところによるとWWEなんかは、『レッスルマニア』が終わったら、もう翌年の『レッスルマニア』プランニングをするそうですからね。WWEのファンならわかると思うのですが、『レッスルマニア』の本編中に、タイタントロンで次回の『レッスルマニア』開催地と日程を発表してますよ。これは至って普通の考えで、超理想的なかたちです。これでファンの方に安心感を植え付けられますし、高揚感を煽れますし、興行会社として早々に目標に向かって走り出せますしね。
――早く発表すると、カードが熟成されていく感じがありますよね。某プロレス週刊誌でも見所が紹介されてましたけど。
阿部 1.4東京ドームとしては、ひさびさに増刊号も出してくださるそうで。たぶん3年ぶりじゃないですかね。
――ちなみにウチも年末年始の速報号『kamipro special 2009 FEBRUARY』が1月10日に出ますから。締め切りギリギリではあるんですけどバッチリ紹介させていただきます!
阿部 よろしくお願いします。でも今回は、マスコミの取材申請も尋常じゃない数が来てますから。アメリカだのメキシコからも依頼が来て。メキシコのプレス申請書が来て、ビックリしましたから(笑)。
――この盛り上がりの一番の要因ってなんですかね?
阿部 やっぱり一つ一つのカードの柱が詰められてたってのもあるし。ノアさんとの開国も大きかったですよね。
――一部では、「新日本は丸藤、KENTAにも交渉はしていた」なんて報道も出てましたけど。
阿部 これも決まり文句で恐縮なんですけど、菅林社長が交渉してたんで関知してないんですが(笑)。ただ、「彼等にも出てほしい」という意向はマジでありましたし、「名乗りをあげてほしいな」と思ってたんです。でも最終的に決めるのはノアさんですし、結局はノアさんからノアの象徴でもある三沢社長が自ら参戦を決めていただいて、杉浦選手、秋山選手というトップファイター、新日本としてじつに気合の入るメンバーをチョイスしていただきましたし。新日本としてはそれを拒む理由はないですから。中西選手、中邑選手、後藤選手にとって申し分ない対戦相手ですからね。
――逆に、今度は新日本がノアに上がる可能性は?
阿部 今後の話はまったく決まっていないですけど、ドーム次第ではありえない話ではないでしょうね。すべてはドームの結果いかんでしょう。
――なるほど。それからドームのメインを務める棚橋さんに若干、逆風が吹いてますね。後楽園で関西弁で「武藤に負けろや!」って声があったり、大阪では対戦相手の真壁にコールが集中したり。
阿部 確かにまだ一部の地域では“アンチ棚橋”の空気が強いというか(笑)。もちろん武藤敬司ってネームバリューもレスラーとしての器量もハンパないですし、それに対して棚橋の世代はまだ世間の認知度も低い部分というのは正直感じますよ。昔といまでは明らかにメディアの扱いが違いますから。
――この状態で勝ったとしても「ハッピーエンドになるのか?」と書いているとこもありますけど。
阿部 ただ、今回のひとつの見所は“中身の勝負”です。勝負の行方はわからないですけど、ドームのメインとしての内容が伴っていけばいいんじゃないですかね。棚橋はどんな逆風も追い風に変えてきましたから。最近のメディアに対する棚橋の言動を読むと、実に心強いですし。
――ウチはしつこく「この試合の過程と結果にプロレスの存亡がかかってる」と煽ってますけど、決戦ムードは高まってきましたね。
阿部 武藤さんもウチのイベントとかにもガンガン担ぎ出して、出てもらってるんで。チャンピオンとしての役割を全うしてもらってますんで(笑)。
――その武藤さんは「客にこびを売らない、さらけだした棚橋が見たい」と言ってますね。
阿部 棚橋は自分をさらけだしてますよ! っていうか日々ぶっちゃけるほどさらけだし続けてます(笑)。棚橋はもともとファンにアピールをするのがひとつの個性ですから(笑)。そこを「媚びないでくれ」と言われても困るんですけど(笑)。
――でも、ノアの打ち切り報道や、プロレスの死亡事故が報道されたりとここ最近の暗いムードで、ファンが救いを求めてる部分もあると思いますから、頑張ってほしいですよ!
阿部 そうですね。あと1月4日ってもともと“プロレスの日”、“プロレス詣”だったわけじゃないですか。だから、たくさんの人に「ドームでプロレス観てぇな」って感じでぜひ、東京ドームに足を運んでほしいです!
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1.4東京ドーム、アリーナがほぼ完売! ジャンボスタンド開放やれんのか?

1.4東京ドームまで残りあとわずか! 新日本プロレスの現場から阿部タケシ氏がズバリ解説するこのコーナー、今週は売れ行き絶好調の1.4東京ドーム、はたして悲願のジャンボスタンド解放にたどりつけるのか?
聞き手/真下義之
ジャンボスタンドはいつでも行けるよう準備はしてます
――さて、阿部さん。今年もいよいよ押し迫ってきましたが、1.4東京ドームのチケットの調子はいかがですか?
阿部 毎週クドいほど言ってますけど、引き続き絶好調ですよ!!
――例年、チケットの最後の伸びっていうのはどのくらいの時期なんですか?
阿部 最も一番伸びるのは、ここ数年は当日なんですよね。だから、その寸前までプロモーションを持続しなくてはいけないんで、オフ中の選手個々のネタをマスコミさんに記事にしていただいたり、ここ数年1月3日にやってる、ほぼ全選手による前日会見をしたり。当日までまだまだやることがありますね。
――じゃあ悲願であるジャンボスタンド開放は、ギリギリまでわからないですか?
阿部 そうですねぇ……。僕と武田(有宏、ライセンス事業部)はいつでも行けるように準備はしてるんですけど、こればっかりはチケットの伸び次第なんで、なんともいえないんです。
――武田さんも「ほかのイベントに動員では負けたくない」と言ってましたし、なんとか開放してもらいたいですけどねぇ。
阿部 25日が一般的に給料日だったんで、週末の売れ具合にかなり期待してるんですけどね。ただ、最悪の場合は開放は無理かもしれないかな……。もちろん僕らとしてはなんとか開放したいんですけどね。ぶっちゃけ、スタンド席の売れ行きも伸びてますし、アリーナ席はほぼ完売状態ですから!
――すでにアリーナはほぼ完売ですか!?
阿部 おかげさまで。そうやって、目標を一つ一つクリアしている状態で、いい感じで延びてきてはいますし、明らかにここ数年と勢いが違いますから。
――やっぱり全カード、早めに出すってのが功を奏したんですかね。
阿部 カードを出してからカードごとのプロモーションもできますし。細かい落とし込みができますから。……ちなみに来年上半期の骨格はほぼ固まってきてますよ。
――ええっ! もう来年上半期まで?
阿部 ええ。『ニュージャパン・カップ』、『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』と、常にある程度大ワクは考えておかないと。どの選手が出るとかは、ビッグマッチやシリーズの結果いかんでないと決められませんけど、シリーズ日程やトーナメント参戦人数などは先に決められますから。その場かぎりのノリでやってたら、未来はないですからね。だって聞くところによるとWWEなんかは、『レッスルマニア』が終わったら、もう翌年の『レッスルマニア』プランニングをするそうですからね。WWEのファンならわかると思うのですが、『レッスルマニア』の本編中に、タイタントロンで次回の『レッスルマニア』開催地と日程を発表してますよ。これは至って普通の考えで、超理想的なかたちです。これでファンの方に安心感を植え付けられますし、高揚感を煽れますし、興行会社として早々に目標に向かって走り出せますしね。
――早く発表すると、カードが熟成されていく感じがありますよね。某プロレス週刊誌でも見所が紹介されてましたけど。
阿部 1.4東京ドームとしては、ひさびさに増刊号も出してくださるそうで。たぶん3年ぶりじゃないですかね。
――ちなみにウチも年末年始の速報号『kamipro special 2009 FEBRUARY』が1月10日に出ますから。締め切りギリギリではあるんですけどバッチリ紹介させていただきます!
阿部 よろしくお願いします。でも今回は、マスコミの取材申請も尋常じゃない数が来てますから。アメリカだのメキシコからも依頼が来て。メキシコのプレス申請書が来て、ビックリしましたから(笑)。
「丸藤選手、KENTA選手にも出てほしい」という意向はありました
――この盛り上がりの一番の要因ってなんですかね?
阿部 やっぱり一つ一つのカードの柱が詰められてたってのもあるし。ノアさんとの開国も大きかったですよね。
――一部では、「新日本は丸藤、KENTAにも交渉はしていた」なんて報道も出てましたけど。
阿部 これも決まり文句で恐縮なんですけど、菅林社長が交渉してたんで関知してないんですが(笑)。ただ、「彼等にも出てほしい」という意向はマジでありましたし、「名乗りをあげてほしいな」と思ってたんです。でも最終的に決めるのはノアさんですし、結局はノアさんからノアの象徴でもある三沢社長が自ら参戦を決めていただいて、杉浦選手、秋山選手というトップファイター、新日本としてじつに気合の入るメンバーをチョイスしていただきましたし。新日本としてはそれを拒む理由はないですから。中西選手、中邑選手、後藤選手にとって申し分ない対戦相手ですからね。
――逆に、今度は新日本がノアに上がる可能性は?
阿部 今後の話はまったく決まっていないですけど、ドーム次第ではありえない話ではないでしょうね。すべてはドームの結果いかんでしょう。
――なるほど。それからドームのメインを務める棚橋さんに若干、逆風が吹いてますね。後楽園で関西弁で「武藤に負けろや!」って声があったり、大阪では対戦相手の真壁にコールが集中したり。
阿部 確かにまだ一部の地域では“アンチ棚橋”の空気が強いというか(笑)。もちろん武藤敬司ってネームバリューもレスラーとしての器量もハンパないですし、それに対して棚橋の世代はまだ世間の認知度も低い部分というのは正直感じますよ。昔といまでは明らかにメディアの扱いが違いますから。
――この状態で勝ったとしても「ハッピーエンドになるのか?」と書いているとこもありますけど。
阿部 ただ、今回のひとつの見所は“中身の勝負”です。勝負の行方はわからないですけど、ドームのメインとしての内容が伴っていけばいいんじゃないですかね。棚橋はどんな逆風も追い風に変えてきましたから。最近のメディアに対する棚橋の言動を読むと、実に心強いですし。
――ウチはしつこく「この試合の過程と結果にプロレスの存亡がかかってる」と煽ってますけど、決戦ムードは高まってきましたね。
阿部 武藤さんもウチのイベントとかにもガンガン担ぎ出して、出てもらってるんで。チャンピオンとしての役割を全うしてもらってますんで(笑)。
――その武藤さんは「客にこびを売らない、さらけだした棚橋が見たい」と言ってますね。
阿部 棚橋は自分をさらけだしてますよ! っていうか日々ぶっちゃけるほどさらけだし続けてます(笑)。棚橋はもともとファンにアピールをするのがひとつの個性ですから(笑)。そこを「媚びないでくれ」と言われても困るんですけど(笑)。
――でも、ノアの打ち切り報道や、プロレスの死亡事故が報道されたりとここ最近の暗いムードで、ファンが救いを求めてる部分もあると思いますから、頑張ってほしいですよ!
阿部 そうですね。あと1月4日ってもともと“プロレスの日”、“プロレス詣”だったわけじゃないですか。だから、たくさんの人に「ドームでプロレス観てぇな」って感じでぜひ、東京ドームに足を運んでほしいです!
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