注目試合レポート
柔術世界選手権ホジャー、2年連続の柔術世界選手権2階級制覇ならず! クロン・グレイシーは初の一本負け!! - 文&写真/橋本欽也
2008年6月8日(日)米国カリフォルニア州カリフォルニア大学
ブラジリアン柔術世界選手権、通称ムンジアル。この大会はブラジリアン柔術の世界で最高権威の大会で、すべての柔術家はこの大会の優勝を目指して闘っているといって過言ではない。現在の総合格闘技界でよく目にするのが「柔術世界選手権優勝」や「柔術世界選手権○連覇」などの肩書きだが、それらは、すべてこのムンジアルの戦績でのことを指している。今年もまたこのタイトルを求めて有名選手が、世界中から開催地となるアメリカ・カルフォルニア大学内の通称ピラミッドに集結した(現地時間6月5日〜6月8日)。
今大会の最大の注目は『戦極〜第二陣〜』で日本総合デビューを果たしたホジャー・グレイシーだ。ホジャーは昨年のこの大会で、じつに4年越しの悲願であったムンジアルの階級別と無差別級を制覇し、名実ともに柔術界最強の存在であるということを満天下に知らしめた。
そしてホジャーは今年もこの柔術界最高の栄誉とされる無差別級王者のタイトルを再び手にするためにこのムンジアルのマットに立った。まずは順調に階級別での優勝を決めたホジャーは無差別級のトーナメントも危なげなく勝ち上がり、決勝戦に進出。そこでホジャーの前に立ちふさがったのはシャンジ・ヒベイロ。シャンジはホジャーの叔父に当たるホイラー・グレイシーを師に持ち、かつて近藤有己とも闘ったことがあるサウロ・ヒベイロの実弟で、ホジャーには過去に2度、勝利したことがある強豪選手。
そのシャンジに対し、果敢に攻めていくホジャーだったが、逆にシャンジのテイクダウンを食らってしまう予想外の展開に。そこからは2ポイントを返すのが精一杯で、試合終盤にはダメ押しのポイントを加算されて、万事休す。そのまま逆転の糸口を見出すことができずにポイント判定負けでホジャーの連覇はシャンジによって阻まれてしまった。この大会3週間前に日本で行なった総合の試合の影響があったのだろうか?
今大会の最大の注目は『戦極〜第二陣〜』で日本総合デビューを果たしたホジャー・グレイシーだ。ホジャーは昨年のこの大会で、じつに4年越しの悲願であったムンジアルの階級別と無差別級を制覇し、名実ともに柔術界最強の存在であるということを満天下に知らしめた。
そしてホジャーは今年もこの柔術界最高の栄誉とされる無差別級王者のタイトルを再び手にするためにこのムンジアルのマットに立った。まずは順調に階級別での優勝を決めたホジャーは無差別級のトーナメントも危なげなく勝ち上がり、決勝戦に進出。そこでホジャーの前に立ちふさがったのはシャンジ・ヒベイロ。シャンジはホジャーの叔父に当たるホイラー・グレイシーを師に持ち、かつて近藤有己とも闘ったことがあるサウロ・ヒベイロの実弟で、ホジャーには過去に2度、勝利したことがある強豪選手。
そのシャンジに対し、果敢に攻めていくホジャーだったが、逆にシャンジのテイクダウンを食らってしまう予想外の展開に。そこからは2ポイントを返すのが精一杯で、試合終盤にはダメ押しのポイントを加算されて、万事休す。そのまま逆転の糸口を見出すことができずにポイント判定負けでホジャーの連覇はシャンジによって阻まれてしまった。この大会3週間前に日本で行なった総合の試合の影響があったのだろうか?
また女子の部で出場したキーラ・グレイシーはホジャーとは対照的に絶好調で、日本から出場の塩田さやか(AACC)らを一本で下すなどして階級別と無差別を制覇、ホジャーが果たすことができなかったムンジアル2階級制覇を成し遂げている。
また今大会で初めて黒帯を巻いたヒクソンの次男、クロン・グレイシーだったが、ホロ苦い黒帯デビューとなってしまった。クロンはこれまで紫帯〜黒帯に昇格するまでの全大会の全試合を一本勝ちで勝ち続けており、その連勝記録を更新中だったが、今回の試合で逆に人生初の一本負けを喫するという大波乱。いかにヒクソンの息子といえどもその神通力は群雄割拠のムンジアルの黒帯では通じなかったようだ。だがクロンはまだ19歳のティーン・エイジャーで黒帯1年生。今回の敗戦で逆に肩の荷が下りたはずで、クロンのこれからの等身大の柔術家としての成長を見守りたいと思う。
黒帯以外でも若きグレイシーが旋風を巻き起こしている。茶帯ではカイロン・グレイシーが、紫帯ではネイマン・グレイシーがそれぞれ試合をして、カイロンは全試合一本で優勝を果たし、ネイマンは優勝こそ逃したものの3位に入賞を果たしている。ホジャーやキーラだけでなく、まだ日本では有名でないながらもグレイシーの血は柔術界で脈々と息づいているのだ。
今後は彼ら若きグレイシーらも、ヒクソンやホイス、ホジャーのように柔術界で実績を残した後に総合格闘技の世界に足を踏み入れることがあるかもしれない。またスペルペサード級を優勝したのはこれも『戦極』旗揚げ戦に登場したアントニオ・ブラガ・ネトで、ムンジアルには今後の総合格闘技界を担う若き才能の宝庫であると断言する。
これからはムンジアルにも注目する必要があるのは間違いないだろう。
また今大会で初めて黒帯を巻いたヒクソンの次男、クロン・グレイシーだったが、ホロ苦い黒帯デビューとなってしまった。クロンはこれまで紫帯〜黒帯に昇格するまでの全大会の全試合を一本勝ちで勝ち続けており、その連勝記録を更新中だったが、今回の試合で逆に人生初の一本負けを喫するという大波乱。いかにヒクソンの息子といえどもその神通力は群雄割拠のムンジアルの黒帯では通じなかったようだ。だがクロンはまだ19歳のティーン・エイジャーで黒帯1年生。今回の敗戦で逆に肩の荷が下りたはずで、クロンのこれからの等身大の柔術家としての成長を見守りたいと思う。
黒帯以外でも若きグレイシーが旋風を巻き起こしている。茶帯ではカイロン・グレイシーが、紫帯ではネイマン・グレイシーがそれぞれ試合をして、カイロンは全試合一本で優勝を果たし、ネイマンは優勝こそ逃したものの3位に入賞を果たしている。ホジャーやキーラだけでなく、まだ日本では有名でないながらもグレイシーの血は柔術界で脈々と息づいているのだ。
今後は彼ら若きグレイシーらも、ヒクソンやホイス、ホジャーのように柔術界で実績を残した後に総合格闘技の世界に足を踏み入れることがあるかもしれない。またスペルペサード級を優勝したのはこれも『戦極』旗揚げ戦に登場したアントニオ・ブラガ・ネトで、ムンジアルには今後の総合格闘技界を担う若き才能の宝庫であると断言する。
これからはムンジアルにも注目する必要があるのは間違いないだろう。









